2024/07/08
神格と失格
Description
理想を神格化すると、その理想が現実とは異なる完璧なものとして認識され、実際の自分や他人との間に生じるギャップが大きくなり、満足できない状況を引き起こす。
このような理想との相互依存性を神格化として、「失格」というタイトルにした。
普遍的な自己実現の困難さを多層的に描写した実験的アニメーション作品。超現実の構築及び分解。
超現実主義的手法を用いて個人の内的葛藤を視覚化した。表超現実的な構築と解体を通じて苦悩を描き出す。
現実と非現実の境界を意図的に曖昧にすることで、無意識の領域を探究した。本来は”偏在化”されている概念を非現実的に描いた。
従来のナラティブ構造を破棄し、クリスチャン・メッツによる映画言語学の再解釈を試みた。
メッツの「想像的シニフィアン(Imaginary Signifier)」概念を体現し、現実と非現実の交錯、そして観客の心理的投資を促す。
加えて観者は自身の経験に基づいて独自の解釈を構築することを要求される(ブレヒト異化効果の現代美術への応用)。